2012/10/20

ごしょうかい・原田ちあきさん


『みんなとつくる、美術会』の、
ごしょうかいのページです。

きょう、ごしょうかいするのは、原田ちあきさん。
みなさまごぞんじ、いまいちばん売れっ子の、絵描きさんです。
(どこかでその絵を目にしたことが、あるのでは?)


ちあきちゃんは、ふしぎな女の子です。
はじめてお会いしたのは、まだ年が明けてすぐ、
わたしの家で新年会を催したときのことです。

ちょっと変わったキャラクターに、ますます惹かれたのは、
おなじ月の、展現舎での個展に訪れて、
いろんなお話しをさせてもらってから。

そこでの展示は、たくさんの漫画・イラスト、フライヤーの原画がひしめきあって、
そして、まんなかに、ライブアートというのか、
まいにちすこしずつ描き足されていく、おおきな絵が飾られていました。
独特の絵のタッチと、世界観に、呆気にとられて、
おもわず、人生ではじめて、絵を購入しました。

いまでももちろん、たいせつに部屋にかざっています。



ほかにもたくさん、魅力的な絵が、わたしを呼んでいたのですが、
この絵は、いろんなふうに、解釈できるなあと、
一生を通じて対話できるような気がして、この絵に決めました。

――そこにあるものが、なくなったとき。

はたして、そこにあるものとは、何なのか。
そして、なくなったとき、のこされたものは、何なのか。

この絵とは、まだ1年に満たないお付き合いですが、
いろんなことを思いながら、まいにち絵とお話ししています。
(電子ピアノの上に飾っているので、ピアノをひくときなんかは、とくに。)

ちあきちゃんには、わたしが昔書いた小説・詩から想像をふくらませてもらって、
作品をつくってもらう予定です。

そして、ただ作家さんを集めて展示するだけの企画展ではなく、
わたしの作品と作家さんの作品とをコラボレーションする、というアイデアも、
ちあきちゃんからいただきました。

その意味が大きく広がって、小説や詩、いままでの音楽の作品や歌詞、
果てはわたし自身をつかって、というコラボレーションの手口を使った作品まで、
今回の企画展では展示いたします。

でも、いちばんおおきな目標は、やはり、
作家さんの存在を、いろんなひとに見て知ってもらいたい、
ということに尽きます。

なので、もし足をお運びになった際には、
わたしとの『コラボレーション』というよりも、
どこにわたしとの『まじわり』や『エッセンス』が隠されているか、
探偵のような気持ちで、みていただくと、よりお楽しみいただけるかもしれません。

きっと、どんなひとといっしょにつくっても、
ちあきちゃんの作品は、『ちあきちゃんの作品』なのだろうと、
わくわくしながら、待っています。

そんなわくわくがたくさん詰まったちあきちゃんの作品、
どうぞみなさまもわくわくしながら、観にきてくださいね。


ちあきちゃんの絵は、美術会のサイトで
こわい絵』として、ごしょうかいさせていただいております。

それがなぜなのかは、サイトのご紹介文、もしくは、
ぜひ当日の亜蛮人に来てくださると、
体感としておわかりいただけると思います。

こわい、とは、
マイナスの意味だけではないのです、きっと。


あした(といいつつ、前回すぐに更新できなかったので)、
次回は、辻祐太郎くん=賄賂くんを、ごしょうかいいたします。
どうぞおたのしみに。

※祐の字をまちがえてしまって申し訳ありませんでした。


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『みんなとつくる、美術会』



※フライヤーできました。

会期 11/9(金) - 11/13(火)
時間 14:00-21:00

出展
 岡本雪
 山道秋
 sulley

出演
 残念なお知らせです。
 アニマリ・オペレッタ
 わにバートわにバート
  …ほか
 朗読(とかげのわかばさんと)

お茶菓子

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わたしが音楽を通じてご縁を結ばせてもらった作家さんたちと、
いっしょに何かをつくっていく、美術会です。
むかし書いた詩や小説、これまでの音楽などから、
それぞれの作家さんが感じたままに、作ってくださった作品を、展示いたします。

土曜日と日曜日には、あまりほかでは観られない、
すてきな出演者さんによるステージもご用意しています。
わたしの大好きな、FUKUさんのシフォンケーキを、お茶うけにどうぞ。

ちいさな秋の、ちいさな五日間ですが、
どうぞお楽しみくださいませ。

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みなさまのご来訪、こころよりお待ちしております。

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