2012/08/05

金魚すくい


進歩か退化か、という問題は常に難しくって、
なんでも進歩と思えばきっと進歩になるし、
退化と思えばそれは退化なんじゃないかと思う
それぐらいのみわけかたしか、できない

ただ、現状維持は退化とおなじなのかも知れない
だからそれを打破したくて、無理矢理な方法で、
信頼や親愛を壊してしまうんだと思う

わたしのいけないところは、
普通を強要してしまうところ
かといってじぶんやあなたのこと、
変わってるなんて、決して思いたくないのだけれど

きょうはお仕事(超いそがしかった!)→わに練習のあと、東花園へ。
ゆかりちゃんのお誕生日会もとい、
夏祭りに行ったり、花火をしたりしました。
楽しかった。
齢を重ねると、いろんなことができるようになる。
我慢したりだとか、諦めたりだとか、許したりだとか、
じぶんのこともすこしずつだけどわかってきて、
どういうふうに気持ちを持っていけばいいとか、
だれの前でどんなふうにふるまえばいいかとか、
ほんとうにちいさなことも、だんだんわかってくるんだけど、
きょうのこの一日の変化だけは、
どう受け止めようか、正直のところ、持て余しています。

きっと、いままでのわたしなら、
『ゆるさない』ことや、『ゆるさない自分』に固執していただろうけれど、
いまはもう、そんなことをする必要のない齢になったんだなあと思って、
『ゆるす』ことを、すこしの違和感を覚えながら受け入れたり、
『ゆるせる自分』を、迷いながらも、認めたりしています。
(実際は、潔癖症で完璧主義な性格との軋轢でもあって、とても苦しい)

この感情の変化を、進歩とするか、退化とするか。
それは、わたしにとって、じつに見ものです。
そして、ものやひとと距離を置くことも、どんどん覚えていこう。
もはや感情に流されて生きることほど、
知恵もなく、工夫もないことはないんじゃなかろうか。
(それが退化かどうかは、人それぞれですが)

機転の早さに自分でもびっくりしています。
大切なのは、言葉にすることじゃなくって、
おなかにぐっと、気持ちを溜めること。
それは、絵でも、音楽でも、いっしょ。

きょうは、そう思って、演奏したり、
うたをうたったりできたので、
とてもよかったです。

こういう機会を与えてくれたことに、
いまでは感謝しています。

ありがとう。


長くなってしまったけれど、さいごにきょうのお写真をのせますねー


東花園のおまつり。
けっこう真剣に盆踊り大会でした。


みんなで金魚すくい。
わたしもしたかったんだけど、
すくったら、持って帰りたくなっちゃうし、
でも、じぶんの手だけで
育ててあげられるかといわれると、
やっぱり自信がないので、
やめときました。

けれど見ているだけ、というのも、
けっこうたのしかったです。


ちあきちゃんがすくい上手で、
開始3分くらいでこの金魚の量。
となりで前田くんは
「なんですくわれへんのやー!」
と絶叫していました。


はじめさん、ぴよちゃん、ゆかりちゃん、
前田くんはついに紙が破れてしまいましたが、
場所を変えてさらにすくう、ちあきちゃん。
「この紙ぜんぜんやぶれへんー」


最終的にこんな感じになりました。
これを見て前田くんが
「かき揚げ」と言っていたのが印象的でした。
金魚たちもえらかったろうに…。
食べられなくて、よかったね。

さてさて、日付が変わって、
きょうは朗読の日です。
『おはなしの、よる。《第3回》』
どうぞおたのしみに。


8じかんも時差のある国でも、観てくれているひとがいるよ。

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