2012/07/26

DEKOBOKO

こおりがゆっくりととけていくあつさ。
ひとさし指の皮もゆっくりと剥けていく夏。
肌なんて誰よりも開いている。
きらい。無神経ね。
こおりであたまを冷やす。
手と手のあいだは離れている。
もうなにも云わない。
あなたなんてだいきらい。
どうして思いとどまってるの。
こおりのかたちをしていても、
触れるとこんなに脆くなっている。
云えないこともない、
だけれどね、
云わないことのほうがずっと価値があるよ。

夏が暑くて詭弁も効かない。
聞いたふりの危うい微笑み。
ほんとうの微笑。
化粧で隠して。

きみと同じ体の匂いがするから、
もう厭だ。


きょうは街の猫の写真をたくさん撮りました。




もう嫌いになりそうでいや。
ねこねこねこねこ

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